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ブリリアントマガジン - Dr.Voice

2011.02.25

ドクターインタビュー第3回

「優れたスポーツ選手のフォームは美しく、機能的である」としばしば言われますが、
歯科においても同様のことが当てはまります。
見た目の美しさを追求して機能性の向上を目指すのが「審美歯科(しんびしか)」です。
日本では「保険がきかない、治療費が高い歯科」という側面ばかり注目されがちですが、
その高度な技術は、歯科医師が努力を重ねてきたということの証でもあります。
約40年のキャリアを持つ審美治療のパイオニアであり、国内外を問わず活躍されている、
原宿デンタルオフィスの山﨑長郎先生にお話しいただきました。

山﨑 長郎 先生のプロフィールはこちら


―― 日本での審美治療の重要性に対する一般的な認識について、どのようにお考えでしょうか

山﨑先生:「審美歯科」と言えば、歯を白くしたり、歯並びをよくする所というのが一般的なイメージだと思いますが、実際はそれに加えて、顔全体のプロポーションを整え、口腔を総合的に考えていく治療です。
審美歯科には二つの利点があります。まず、美しい口元を手に入れることによって自信がつき、Quality of Life(精神的な豊かさを含めた生活の質)を向上できること。それから、見た目が美しい歯は必ずその裏打ちとして機能性をともないますので、体が快適で健康になるということです。
最近はさまざまなメディアが審美歯科を紹介していて、一般の方々の関心も徐々に高まっていると思います。私のクリニックの患者さんはモチベーションが高い方が多く、中には雑誌の切り抜きを持ってきて「こんな風にしてください」と希望を伝えてくる方もいます。
君島十和子さんを担当するプロフェッショナルとして雑誌の特集で紹介されたときには、全国から患者さんがやって来ました。美しい人にあこがれるのはごく自然なことですし、それをきっかけに審美治療をスタートする人も多いのですね。
しかし、こういった一部の熱心な患者さんをのぞけば、審美歯科に対する認識はまだまだ発展途上にあると思います。都心と郊外でも違いますし、地域や職業などコミュニティの違いによっても関心の高さは異なるでしょう。
日本では八重歯が「可愛い」と言われてきましたが、欧米ではドラキュラや悪魔を連想させるとして嫌われます。これは推測ですが、欧米人と違って日本人は顔がフラットですから、むしろ八重歯が出ていると立体的なアクセントになって魅力的に感じるのかもしれないですね。こういった顔の造作の違いも、日本人が審美治療に立ち後れた原因の一つかもしれません。


明るくゆったりとした原宿デンタルオフィスの受付。患者さんがリラックスできる空間づくりにこだわっている。

―― 欧米では歌手がライブツアーに歯医者さんを連れてまわるという話を聞いたことがあるのですが、本当でしょうか。

山﨑先生:そういうこともあるかもしれませんね。歌手にとって口腔内の変化は仕事に大きな影響を与えます。噛み合わせはもちろんですが、「フォネティック(phonetic)」といって、うまく発音できるかどうか、口腔内の唇と歯の関係について考える音声学的な観点も必要です。特に前歯はとても大事な役割を持っています。
 欧米では「ハリウッドスマイル」といって、歯を見せて思い切り笑うことが素晴らしいという文化があります。スターがスチール写真を撮影するときは、模造のベニアを用意して、前歯に装着してから撮るという話も欧米では良く行われていますね。 
まあ、日本人でそこまでこだわる方は少ないですね。欧米はとにかく患者さんが熱心ですが、日本ではそれほど歯科治療に対する重要性を認識していないのではないでしょうか。
日本は保険制度が整っていますから、1本の虫歯を治して神経をとったとしても、かかる治療費はせいぜい6000〜7000円ですが、アメリカでは少なくともその15倍はかかります。顕微鏡などを使った高度な治療を行う場合は、さらに治療費がつり上がります。だからアメリカ人は日頃からしっかり歯を磨き、予防を徹底しています。たとえば、アメリカの管理職やトップクラスの人で歯の悪い人は一人もいません。「何千人もいる社員の上に立つべき人物の歯が美しいのは当然のことである」という考え方があります。歯の美しさを保つことは、イコール歯の機能性を保つことであり、それは健康管理の一環となるからです。

―― 審美治療の必要性を実感していただくために、先生が心がけていることはありますか。

山﨑先生:具体的なサンプルを見せることがいちばんよいですね。私のクリニックでは治療の際に少し笑っている表情と、思い切り歯を出して笑っている表情の2枚の写真を必ず撮ります。これを参考に、目指す理想像をいっしょに考えていきます。そして歯型をつくって治療後のイメージを立体的に説明します。改善したポイントをわかりやすく説明して、少しずつ患者さんに影響を与えていくこと。これが歯科に対する認識を変えていただくことにつながっていくのではないでしょうか。


PROFILE

山﨑 長郎(やまざき・まさお)

1945年 長野県生まれ
1970年 東京歯科大学卒業
1974年 原宿デンタルオフィスを開院

原宿デンタルオフィス院長。東京SJCD最高顧問・会長、SJCDインターナショナル会長。
原宿デンタルオフィスの開業以来、口腔内を総合的に捉えながら高度な治療を提供するスタンスで、日本の審美治療の第一線を走り続けている。
1980年代にはDr. レイモンド・キムに師事し、臨床歯科医療の基礎の確立、最新歯科技術の習得・研鑽を目的として、本多正明氏(現・大阪SJCD最高顧問)とともに10名程度のスタディグループを発足させ、これが現SJCDの前身となった。
『審美修復治療』(クインテッセンス出版)、『コンペンショナルレストレーション』(医歯薬出版)、『ボンデッドレストレーション』(医歯薬出版)など著書多数

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著書

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