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ブリリアントマガジン - Dr.Voice

2011.07.08

ドクターインタビュー第6回
日高歯科クリニック 日高 豊彦 先生

手術をして、人工的な歯と歯根を入れるインプラント。
たとえ興味があっても、その治療の実態はなかなかわからないものです。
前回は、自分の歯を失ってしまった場合の治療方法である入れ歯、ブリッジ、インプラントの特徴と長所・短所について日高歯科クリニックの日高豊彦先生にわかりやすく教えていただきました。
今回も引き続き、インプラントの治療やメンテナンスなどについて伺います。

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インプラントはほとんど一生モノ

―― インプラントの治療にはどれぐらいの時間がかかりますか? また、どれぐらいの期間維持できるのでしょうか。

日高先生:昔に比べれば、半分ぐらいの期間で治療できるようになってきています。複雑な条件のない治療なら、下顎で2〜3カ月間です。入れ歯やブリッジに比べれば治療期間は長いですが、上手にメンテナンスすれば最後まで使っていただける可能性もあります。それから一生自分の歯として使えるのだと考えれば、そんなに長い時間ではないでしょう。
いちばん最初に人間にインプラントが施されたのは1965年でした。すべての歯をなくした方でしたが、インプラントを正常に保ったまま、2006年に亡くなられました。私が知っている限りでは、それが現在までの最長記録で、約40年は持ったことになります。

治療方法には必ずメリットとデメリットがある

――とはいえ、やはり挑戦するのは勇気がいりますね。噂話程度でもよくない評判を聞くと、二の足を踏んでしまいます。

知り合いや友人から「インプラントはすごくよい」、あるいは「よくなかった」という声を聞くことがあるかもしれません。イメージは人それぞれだと思います。
患者さんの口内の状況は100人いれば100種類ありますので、自分の治療に何が必要なのか、しっかり把握することが重要です。単純にインプラントを入れるだけの処置ですんだ患者さんは「治療は簡単だったよ!」とおっしゃるかもしれません。
一方、骨が足りない方の場合は、骨を移植してつくってからインプラントを入れることになり、より多くの手術が必要になるため、大変だったと感じるかもしれません。
現在の技術では、インプラントを入れることと、足りない骨をつくることが同時にできるようになっているとはいえ、それぞれの治療にはリスクがあり、同時に行うとしたらそれをかけ合わせた成功率になります。たとえば、インプラントの成功率が90%、骨の移植の成功率が90%だとして同時に行うと、かけて約80%の成功率ということになります。しかし、切開して骨の移植を行い、縫合して時間を置いてから、またインプラントを入れる手術をするという方法なら、それぞれの成功率が90%になります。順番にやると時間はかかりますが、成功率が高くなるのでより安心です。逆に、同時に行うとそれだけリスクは高くなりますが、手術が1回ですむというメリットもあります。それぞれの方法に必ずメリットとデメリットがありますね。

―― 骨の移植について、もう少し詳しく教えていただけますか。

日高先生:ケースバイケースで、その人の骨の量がどれぐらい足りないかによって処置が変わってきます。必要な骨の量が少量で、もし親知らずを抜いている患者さんであったら、その部分の骨を持ってきます。歯医者は口腔内の手術をすることには慣れていますからね。
もっとたくさん骨が必要な場合は、顎や鼻の下などの骨からとります。骨は再生しますので大丈夫なのです。それでもまだ足りない場合は、腰の部分の腸骨などからとる場合もあります。日本では行いませんが、アメリカなどでは頭蓋骨を使うことがあります。腰や体からから骨をとると手術後に痛んだり、通院する必要が発生したりする場合がありますが、頭蓋骨は脳を守ること以外の役割がないので、手術後の不具合も少ないのです。特にアメリカの医療費は高いので、日常生活に困らず、入院しないですむ頭蓋骨の移植を選ばれる方も多いようです。
こういった対処をする場合もありますが、日本では通常、口内の骨を移植に使っています。


PROFILE

日高豊彦(ひだか・とよひこ)

日高豊彦(ひだか・とよひこ)

1982年鶴見大学歯学部卒業
1986年日高歯科クリニック開設

歯学博士。鶴見大学歯学部総合診療科診療教授。東京医科歯科大学歯学部附属歯科技工士学校非常勤講師。日高歯科クリニック院長。東京SJCD会長。

審美、インプラント、修復治療など多岐にわたる分野で論文・著書・講演など多数。論文・著書は翻訳され海外でも出版されている。院長を務める日高歯科クリニックは、厚生労働省の臨床研修施設指定されており、臨床を行うかたわら研究を行い、歯学部学生、歯科医師臨床研修医などの後進の教育にも力を注いでいる。歯1本だけではなく、口腔全体の健康を見据えた治療を目指している。

著書『Solutions for Dental Esthetic』(クインテッセンス出版株式会社)、『月刊日高豊彦』(株式会社デンタルダイヤモンド)、『基本歯冠修復治療』(歯薬出版株式会社医)など。

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著書

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